2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神楽坂

棺桶に片足を突っ込んだ暇な老人ともなると、青春時代の甘く美しい思い出が、走馬灯のように絶えず頭の中を巡っている。だがこれらのことを書いたり、言ったりするのはてれ臭くて、何かのきっかけがないとできない。いつもその点では腹が膨れている。 昨日も…

ゴルフ会員権

午前に、電話で打ち合わせ済みのゴルフ会員権業者がくる。 滞りなく手続きが終わる。彼が帰った後、家内と、「これで私に万一のことが起こっても、家内の手に負えないことが起こることはない。安心だ」と話し合う。業者が帰った昼頃、数日ぶりの早春の穏やか…

娘のブログ

T医院へいつもの薬を貰いに行く。流感のときのお礼を言ったら、「今後は予防ワクチンを接種しなきゃいけませんよ!」と言われた。一応「はい!」と返事しておいた。「特効薬タミフルでこんなに簡単に治るのなら、流感にまた罹ったっていいじゃないか」と、罰…

グローバル化の光と影

航空機などの交通手段や、インターネットなどの通信手段の発達で、私たちは、否応なしにグローバル化の波に呑み込まれてしまっている。グローバル化には光と影がある。各個人としては、光の部分の恩恵を受けたいと思い、一方影の部分におかれるのを避けたい…

サウンド・オヴ・ミュージック:次女が語る一家の物語

「サウンド・オヴ・ミュージック」は、私の最も好きな映画である。ビデオやDVDで、今でも全てのシーンがすぐ頭に浮かぶほど、何回視たことか。内容はごく自然でほとんど無理がない。第二次大戦直前の緊迫した欧州が背景にある。ジュリー・アンドリュースが演…

追加利上げ

日銀の追加利上げが発表された。 私たち、年金と超低金利で細々と暮らしている老人には朗報である。為替操作の非難を海外から受けるのを避けるためか、今回は政府による牽制は全くなかったようである。失われた10年の原因が、初めは経済循環説とか色々言われ…

お別れの会

入社以来、定年退職までのほとんどの間50年余を部下としてお仕えした、K社の元社長Yさん(親しみの念をこめてあえて“さん“づけする)が、この1月9日に逝去された。享年93歳。近親者により密葬されたとのことで、今日K社による‘お別れの会’が、東京會舘…

斜陽

敗戦後、間もなく出版されて今も読みつがれている太宰治の名作「斜陽」は、戦後の没落貴族の悲哀とやりきれなさを読者に印象づける。しかし、国外に追放されたロシヤの没落貴族と違って、日本の戦後の貴族は私の知る限り我々庶民とほぼ同等の生活を送ってい…

いじめ問題の解決

安倍内閣に支持率が遂に37%に低下し、不支持率が40%と支持率を上回った(今朝の朝日新聞)。せめて鳴り物入りで発足した教育再生会議で徹底的な議論を行い、“いじめ”問題についてでも、国民がある程度納得、安心できるような結論でも出せたなら、結果…

名門女子大学のセクハラ騒動

今日は月曜日なので、何時ものように、というか流感で休んだ分、久しぶりに、ローソンへ「週刊ポスト:3.2」を買いに行った。今は週刊誌の記事端境期なのか、表紙に目立った面白そうなタイトルはなく、「仰天:フェリス女学院『セクハラ事件』の顛末記」…

アイリス:映画

朝から冬雨が降り寒い。昼ごろから晴れ間がでてきたので、久しぶりに庭に出てみたら、庭先の白梅が一部綻んでいた。躑躅の陰に隠れて、写真のような可憐な水仙の花が開きかかっているのを見つけた。今年も、春は確実に近づいているのを感ずる。老いてくると…

ベンチャの雄

BSーiのグローバル・ナビを途中から視る。 「ルーク19」というベンチャの若い女性社長と女性副社長の二人が出演していた。詳しいことは、よく分からないが、ブログで、サプリメントや食品のサンプル百貨店を開いて、消費者の声を調査して企業から報酬を得…

雑紀

午前、家内に車で深沢の病院へ送ってもらい、芍薬甘草湯ほか痛風予防薬を貰う。 帰りはタクシーで。 午後、録音しておいた一高寮歌を横になって聴く。老人たちの声が寮歌を歌うとなると若々しいのに感心する。少し疲れ気味なので、今日の日記は簡単にする。

むーろん会便り

次女が「むーろん会便り」という、義父から借りた同窓会連絡パンフレットをコピーしたものを送ってきた。九州帝国大学工学部の○○科を昭和19年に卒業した仲間の連絡文集のようである。私より1〜2才年長の世代なので、親しみの感を抱いて読んだ。 “むーろ…

バレンタインの日

久しぶりの雨模様。例年なら雪空なのだろうが、暖冬のせいか雪にならず。よかった。 今日はバレンタインの日とかで、女の子が意中の男の子にチョコレートを贈る日らしい。物のない時代に青春を送った、その上もてない私には、こんな素晴らしい経験をした覚え…

映画:アバウト シュミット

連日好天が続くが、流感の予後を注意して毎日家に籠る。 BSフジの映画大王「アバウト シュミット」(2003年公開米映画:録画)を視る。 他民族国家であるアメリカに住む定年退職後の男(ジャック・ニコルソン)の所在なさを描いている。保険会社を部長…

昔の必修科目

今受験生にとっては、大変な時期だと思う。ぜひ頑張って合格して欲しい。 ところで昨年秋頃。必修科目未履修問題で世間が騒いだ。その影響を受けた受験生もおられることと思う。 ここで昔話をして、太平洋戦争が始まった頃の、高校受験(今の国立大学受験に…

喫煙無害論の生き証人

今日は2月11日(建国記念日)。昔は(敗戦前は)紀元節といって、神武天皇がお生まれになられたお目出度い祝日として、学校が休みなので楽しみだった。今の私には毎日が日曜日なので、特に感慨はない。そういえば、数年前に思いがけず、義兄から昭和16…

流感脱出

暖冬の今年には珍しいという流感にかかって、苦しみのあまりと安静のために、暫くブログを休んでしまった。 今日で、T医院で貰った流感用薬を呑み終わった、熱もこの2,3日平熱に収まり、咳と痰は相変わらず多少でるが、血痰はなくなった。 昨日T医院へ…

流感

昨日は、風邪のせいか熱が38.5〜39℃あり、苦しくてとてもブログを書ける状態ではないので、休んだ。生憎日曜日で、医者も休みのため、とりあえず、手持ちの抗生物質(メイアクト)および解熱剤(PL)を飲んで済ます。 * * * 今朝も38.5℃の熱…

日記製本のオーダー

まだ蕾が開かない我が家の白梅の小枝を、羽が鶯色の目白らしい小鳥がぴよぴよと鳴きながら飛び回っていた。春の息吹を感じる。 午前、昨夜録画の「特命係長 只野仁」をみる。夜11時15分から始まる、青少年には見せられない際どい連続ドラマである。色気…

芸人と政治家

そのまんま東氏の宮崎県知事当選について、師匠だったビートたけしが「週刊ポスト:2.9号」で、実にユーモア溢れる、また元弟子を想うエールを送っている。中々こんなユーモラスな文章は書けない、以下に‘さわり‘を抜書きして紹介する。 「今回のそのまん…

笑い転げる女子中高生

写真は、昨日書いた駒場の「交流ラウンジ」の総面ガラス張りから、広いテラスを眺めたものである。紫色のアメジスト・セージで縁取られた花壇の外には大樹が聳え立ち、その一つは桜だという。右奥の細長いビルはマークシティである。 話は変るが、1月27日…