名門女子大学のセクハラ騒動

今日は月曜日なので、何時ものように、というか流感で休んだ分、久しぶりに、ローソンへ「週刊ポスト:3.2」を買いに行った。

今は週刊誌の記事端境期なのか、表紙に目立った面白そうなタイトルはなく、「仰天:フェリス女学院『セクハラ事件』の顛末記」の赤い中文字が僅かに目立つくらい。フェリス女学院と言っても知る人ぞ知る程度の学院で、全国的知名度はどうか?
それを意識してか、本記事では、フェリス女学院大学は、1870年にアメリカの宣教師が設立したミッション系の女子大学。裕福な家庭の優秀な子女が集まる大学といわれている、これまで、有賀さつき深澤里奈大神いずみなどの元アナ、俳人黛まどか氏など、文化人・有名人を数多く輩出していると解説を加えている。

もっとも、有名作家林眞理子に言わせれば、週刊誌などは、地方では全く売れず、彼女の故郷山梨?ですら、彼女の名前は殆ど知られていないそうである。
従って週刊誌は、主に東京圏、関西圏などの大都市住民に読まれることを狙って編集されているのであろう。
ところでフェリス女学院の「セクハラ」事件であるが、何が問題になったのやらさっぱり分からない。記者もネタ探しによほど困っているのであろう。その気持ちはよく分かる。


こんな名門校を揺るがすスキャンダルの発端は、05年、同大の大学院で日本文学を専攻していたC子さん(当時24歳)が、セクハラ被害を大学側に告発したことだった。「C子さんがA教授と2人きりで研究室にいる時に“お水っぽい服装だね”といわれたのを不快に思ったらしい」(C子さんの知人)
この知人によれば、C子さんは身長約160センチ、切れ長の目をした和風美人。

一方のA教授は60歳前半で、ある有名作家の研究者として学会では知られた存在。教授の周囲は一様に、「温厚で人望もある人物。学生にセクハラするなど信じられません」と口を揃える。

これから先の記事は馬鹿馬鹿しくて引用する気にもなれない。
結局A,B教授および本間学長が、<譴責処分>されたそうである。
そして本間学長を含む3人が、処分を不服として横浜地裁に懲戒処分差し止めの仮処分を申し立てたのだ。


名門女子大学のセクハラ騒動を巡って、関係者の証言はまさに三者三様、まるで、芥川龍之介の名作『藪の中』を読んでいるような気分にさせられると、記事は結んでいる。読む方も同じ気分である。