バレンタインの日


久しぶりの雨模様。例年なら雪空なのだろうが、暖冬のせいか雪にならず。よかった。
今日はバレンタインの日とかで、女の子が意中の男の子にチョコレートを贈る日らしい。物のない時代に青春を送った、その上もてない私には、こんな素晴らしい経験をした覚えがない。

だが、今日我が家に、写真のような素晴らしいチョコレートが配送された。上蓋を上げて開ける時、ほのかな良い香りがただよってきた。心優しい次女からである。私の流感見舞いと看病疲れした家内への見舞いを兼ねてのことのようである。色恋沙汰とは関係ない。


ところで、今朝の朝日の2面に小さく「尾身財務大臣少子化対策に財源を充分に向けたいと発言した」旨が出ていた。遅すぎる感なきにしもあらずだが、方向性はよいと思う。老人ばかりに財源を使っていたら、100年後の日本は滅びる。

尾身大臣はヨーロッパの、特にフランスの出生率の回復を例示されたそうだが、この場合婚姻外出産の貢献が多いことを無視してはいけない。財政ばかりでなく、民法の大幅改革(婚姻外出産の子に婚姻内出産の子と同等の権利を認める)という大手術なくして、少子化から抜け出るのは至難のようである。


「若者よ! チョコレートを贈って恋人を作り、どんどん子供を産み給え」と、無責任な呆け老人は遠吠えしている。