映画:アバウト シュミット

連日好天が続くが、流感の予後を注意して毎日家に籠る。
BSフジの映画大王「アバウト シュミット」(2003年公開米映画:録画)を視る。
他民族国家であるアメリカに住む定年退職後の男(ジャック・ニコルソン)の所在なさを描いている。保険会社を部長職で退いた後、間もなく妻が突然死する。遠いデンバーから葬儀に駆けつけた一人娘の婚約者は、男に、ねずみ講がまいの金儲けを薦める出来損ないである。娘に機会をみては、別れるように勧告するが、セッ○スの旨い婚約者に溺れているらしい娘は言うことをきかない。結局父親の義務としてバージンロードを一緒に歩くことになる。

オマハの自宅に帰った後は、この世に心を通わせる(修道女?を介して)ことができるのは、ケニヤに住む未だ読み書きのできない名目上の幼い養子しかいない。

幼い時から自立するように娘を躾けた結果がこれか?
男女の考え方の差はあろうが、未亡人となっている家内の友人は皆明るいようだ。妻を亡くし一人暮らしとなった私の知人も、知る限りでは明るく、余生を楽しんでいる。

この映画を見る限りでは、老後は、日本の方がアメリカよりも過ごしやすいようである。少なくとも精神的には。