原油高騰の悪玉

8月15日(金) 晴れ
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今日は、終戦記念日だというが、毎年のことなので、特別の感慨はない。オリンピックだって4年に一度は巡ってくるので、珍しいことは何もない。大騒ぎしているマスコミがアホにみえて仕方ない。


それよりも、迫ってくる不景気の中のインフレの方が生活者にとって大問題である。


BS放送で、財部ビジネス研究所所長財部氏と新日本石油西尾社長との対談をみた。そこで、諸悪の根源である原油高の元凶が分った。200ドル/バレルになるといって、原油の投機をあほっているのは、ゴールドマン・サック(GS)である。さらにネットで調べてみると、これは著名な事実のようである。知らぬは私のみだった。一部を紹介すると、


「GSは、米国政府と密接な関係にある。これは、米国政府のポールソン財務長官がGSの前会長だという事実からも明らかで、現在の米国の財政・金融政策は、露骨に金融機関寄りとなっている。よって、GSを中心とした米国金融機関に逆らうことは、米国政府に逆らうのと同義である。
つまり、マッチポンプのGSリポートも、米国政府という巨大な後ろ盾があるからこそ、というわけだ。しかし、そういった金融機関とは距離がある民主党オバマ候補が大統領ともなれば、GSの天下も終わるという見方が強い。オバマ大統領の誕生で、GSの天下も『CHANGE』となるのか、注目される」


幸い今日の時点で原油価格は115ドル/バレルまで反落した。

7月のサミットは、福田がブッシュに米国発の投機を止めるように忠告する絶好の機会だったのに、サミットで、この種の発言があったというニュースは聞いた覚えがない。

両氏の対談で、西尾社長は「日本では、2004年をピークに石油の需要が減っている。しかしアジア諸国は数%ずつ需要が増えている。産油国にとっても原油の価格高騰は、輸入製品が高くなるので好ましくない。米国は精製能力がたりないので、石油の輸入国である」とも言っていた。