’徹子の部屋’と戦争

8月14日(木) 晴れ
28℃、50%(湿度)、28.5℃(冷房設定)
28℃(朝外気温)、29℃(朝室温)、31℃(外気温、13.00)


 
今日も猛暑。ただし風が強いので、助かる。


滅多にみない「徹子の部屋」を覗いてみた。ゲストは小沢昭一。1929年生まれというから、私より5歳下の79歳だろうか。テレビではそれよりも若々しくみえる。志願して、海軍兵学校に昭和20年に入校したが、現実は夢と大分違っていたという。淋しかったとしか言わない。戦争が終わって嬉しかったといって、その気持ちを当時の流行歌を歌ってあらわしていた。最後に「食べるものも、住む所もなかった。戦争は嫌だ!それだけは嫌だ!」で締めくくっていた。彼の気持ちはよく分る。この気持ちがよく分る世代は、残り少なくなって、後期高齢者と一くくりにされて、差別されるようになってしまった。「早く死ね」と言わんばかりに。


話は一寸違うが、私は戦時中、旧制一高にいて、肉体的、精神的自由を謳歌していた。何時死ぬかの不安におびえてはいたが。当時、日記に、もし生きのびられたら、○○をしたい、何々をしたいと夢を書きつらねた、記憶がまだ生々しい。


今の若者は、“このような死のおびえがなく、食べるものも十分にあるだけで仕合わせと考える”べきである。思い返せば、’受験の苦しみ’というのは、他にしたいことがあるのに、時間的にできないという贅沢な悩みである、他にしたいことを後の楽しみにそっくり残しておけばよいだけの話である。
ちょろいものだ。