映画「真珠の耳飾りの少女

gladson2008-06-15

6月15日(日) 晴れ
26℃、52%、No Set
21℃(朝外気温)、23℃(朝室温)、26℃(外気温:12.00)



少し風邪気味。風邪気味になり易いのは、老化現象の一つだろうか。今日は、好天で室内が26℃もあるのに、何となく背中が冷え冷えする。呑みたくはないが、念のために昼食後にPL散1包を呑む。

昼ごろに長女が来て、一緒に食事をする。

岩手・宮城内陸地震の被害が徐々に分かってきた。山崩れが甚だしい。奥羽山脈が老年期の山脈のせいで、表層が土砂のせいかもいれない。震源地付近は熱水発電が盛んなところで、地盤が緩いそうだ。今のところ死者6名が判明。

震源に近い栗原市栗駒駒の湯温泉郷の一角にある「駒ノ湯温泉」には、崩れた裏山の土砂が流れ込み、1階が押しつぶされた。その生々しい映像が繰り返しテレビで放映されていた。
 駒の湯温泉郷は、栗駒山(1627メートル)の登山道の途中、標高570メートル付近にある。380年の歴史を持つという。


録画で、映画「真珠の耳飾りの少女(2003年)」を視る。少女を演ずるスカーレット・ヨハンソンが、この名画の少女に非常によく似ているのに感心した。約340年前の少女とほぼ生き写しの女優が、21世紀のオランダにいても不思議ではない。 以下GOO映画からの引用である。

「17世紀のオランダ。画家のフェルメールの屋敷で使用人として働き始めたグリートは、ある日、アトリエの窓拭きをしたことで光を変化させ、フェルメールの創作意欲を刺激する。やがてフェルメールは、グリートの色彩センスを見抜き、彼女に絵の具の調合を手伝わせるようになるが、2人の関係はフェルメールの家族の嫉妬を呼ぶ*。その頃、パトロンのファン・ライフェンが新たな集団肖像画を注文した。ファン・ライフェンに挑発されたフェルメールは、グリートの肖像画を描くことに。


オランダ美術の巨匠、ヨハネス・の描いた「真珠の耳飾りの少女」は、フェルメールの作品のなかでも最も人気の高いひとつ。どこか怯えたような、少し驚いたような、それでいて落ち着いた少女の表情は、一体どのように描かれたのか? 本作は、その疑問にロマンティックな答えを出したベストセラー小説を、忠実に映画化した作品。実際にモデルとなった少女は誰なのか明らかではないが、この物語ではグリートとフェルメールの間に生まれる信頼と尊敬、愛の感情を豊かに描き出し、愛のエピソードを作り上げた。
グリートを演じるスカーレット・ヨハンソンは、葛藤する少女の内面を静かで力強く表現し、強い印象を残す。運河と石造りの建物が見せるグレイ・トーンのなか、フェルメールのアトリエに満ちた色と光が鮮やかな輝きを放つ、美しい物語」。


*この嫉妬のために、グリードはフェルメールの妻によって追い出される。しかし、追い出されたグリードの許に密かに、問題の高価な耳飾りが贈られる。これがこの映画の後味の悪さを消して、救いとなっている。
下の写真は映画の中の「真珠の耳飾りの少女」である。表情が少し固いが、名画の少女と似ているといえよう。