膀胱ガン罹患率

6月8日(日) 薄曇り
24℃、53%、Noセット
19℃(朝外気温)、24℃(朝室温)、24℃(12.00)


午前、サンディプロジェクト他の政治番組を視る。中身は、テーマを含めて殆ど忘れてしまった。元々ない記憶力の消滅化がかなり進行している。老いてくると、関心のないことは直ぐ忘れるものだということを実感した。念のために取っておいたメモを見ながら要点を記す。
田原番組で、伊藤忠会長の丹羽氏と太田大臣の対談で、関東財務局のような国の出先機関が3400ほどある、そこで21万人が働いている。その内10万人は不要だという。財政の建て直しには、二重行政の廃止が必要。それには道州制のような地方分権を行なわなければならない。
経済縮小期の現在の話題はみみっちいことばかり。霞ヶ関居酒屋タクシーが問題になっている。こんな風土では、明治維新の時のような気宇壮大な人物は、今後官界には出ないであろう。維新の時には、志士たちは藩費で、堂々と御茶屋遊びをしていたという伝説がある。

丹羽氏によると、100兆ドルともいわれる過剰な世界の資金は、今資源から日本の株式に向っているそうだ。その証拠に、今年4月から日本株が値上がりしている。これを一層促進するためには、取引市場の格段の整備が必要だという。


文芸春秋7月号が着いた。早速拾い読みをお始めたら、衝撃的なことが出ていた。立花隆の「僕はがんを手術した」連載記事に載っていた「膀胱ガン年齢階級推定罹患率」のよると、高年齢になるほど、罹患率が急激に高くなり、80〜84歳で68%、85歳以上になると86%となっている。私は84歳だが、これによると、80%位の確率で膀胱ガンになるらしい。当然他のガンになる可能性も高いはずである。今まで遺伝、節制の関係で自分はガンにかからないと確信していたが、そうでもないらしい。嫌な話だな!読まなければよかった。


一方年収何億円とも噂される森永卓郎氏は、「父の介護 妻は離婚も考えた:在宅介護して初めてわかった夫婦の絆と制度の非情」というタイトルの記事を書いている。80代の父が脳出血で倒れ、左半身に麻痺が残ったそうだ。在宅介護の約1年半、夫の仕事の関係上その重荷は妻にばかりかかった。新聞記者をしていた父は身体は思うように動かなくても知的関心はそのままなので、もどかしさがあり、色々と悶着があったそうだ。今年4月に入って真剣に施設について検討を始めたが、妻は、施設で父のわがままをどれだけ聞いてもらえるか心配しているそうだ。よくできた奥さんである。下司の勘ぐりをすれば、高収入の森永氏だからこそ、妻もよくここまで我慢をしたのだろう。我慢の報酬は大きい。わが身に照らして参考になる話だった。