日本よ、[京都議定書」を脱退せよ

2月28日(木) 快晴
23℃、28%(就寝前加湿)、25℃セット
5℃(朝外気温)、11℃(朝室温);10℃(外気温)(13.00)


風邪気味がぶりかえしたみたいである。何となく調子が悪いので、体温を測ったら37.0℃だった。


文芸春秋:3月号」の、中部大学教授武田邦彦氏による「日本よ、『京都議定書』を脱退せよーーー環境問題はメルヘンではない。熾烈な国際ゲームなのだ」というタイトルの論文が面白くもあり、衝撃的だった。


今年に入ってから、NHKを初めマスコミで地球温暖化防止が緊急を要することを、私達は頭に摺りこまされた。洞爺湖サミットで議長国を務める自民党政権の思惑に多分に乗ってしまったのだろう。
ところが、その基本にある京都議定書の内実は「欧米が地球環境の改善をよそおいながら、一致団結してアジア諸国の経済成長を抑えこみにかかった条約」のそうだ。以下、論文の要約である。


京都議定書に参加した155カ国中、実質的な削減を義務づけられたのは、アメリカ、カナダ、日本の3カ国のみで、アメリカは批准せず、カナダも離脱して、いまや削減義務を遂行しているのは、世界で日本のみとなってしまった。

EUは、新たに加入する国のほとんどが旧共産国であるので、削減目標の達成はできる見込みである。EUの最終目標は、数10年後に控えるとも言われる「石油枯渇後の世界」のおける覇権争いのそうだ。
世界の僅か5%しかCO2を排出していない日本だけが削減義務を負い、他の国は皆、温暖化ガスの排出を増やす権利を持っている。京都議定書の目的であったCO2の排出量削減を達成することは、まったく不可能になったといってよい。


この際日本は即刻、京都議定書を脱退すべきであると、提案している。そして「温暖化」は日本にとって「福」であると述べている。何故なら、温帯の島国である日本では、温度の変化は海洋性で緩やかである。全体としてみるとまだ日本は寒い。気温上昇による農作物への影響は、むしろ望ましい結果が得られそうである。海水面上昇も心配するほどでない。マラリヤの蔓延も心配されているが、マラリヤは気温でなく、衛生状態によって発症するので、日本では全く心配する必要はない。
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この論文の主張が全く正しいかどうかは、浅学の私には分からないが、ともかく洗脳された頭を一旦冷やす必要はありそうである。