メタミドホス

2月15日(金) 快晴
22℃、34%(就寝前加湿)、25℃セット
1℃(朝外気温)、10℃(朝室温);10℃(外気温)(12.00)



今日も、冬なごむ陽気。近所の庭の白梅が春の訪れを告げている。一月ほど前に、差し歯の先端が掛けたので、手入れして貰ったが、またもや欠けてしまったので、近所の同じN歯科へ行って治してもらった。前回と同じ治療法なので、再び欠けるおそれがある。


中国製冷凍ギョ−ザの中毒事件で、マスコミは‘靖国’の仇をギョーザでとれとばかりに、この所大騒ぎである。商品に混入されていたのはメタミドホス有機リン系の農薬)というところまでは分かってきたが、混入された場所が不明で、日中で責任の押し付けあいになりそうである。製造元の河北省「天洋食品」の工場は、クリーンな近代工場で、ここで混入のおそれはないことまでは明らかにされている。

ところで、今日の夕刊(朝日)のよると、中国でも、メタミドホスの製造・販売・使用は禁ぜられている。しかし、安い上に殺虫効果が高いために、農民に人気があり、ヤミ取引で使われているという。記者は、「天洋食品」の工場がある石家荘市の郊外に住む農民に、中身が入ったメタミドホスのビン2本を見せてもらったと、写真入りで報じている。1本120円位で買えるらしい。


日本で無農薬野菜というものが売られているそうだが、本当に無農薬で野菜を作れるのか、私はかねがね疑問に思っている。野菜や草木には必ず、虫が付く。これを人手で除くのは大変な手間である。現に私は、昨年1本のバラの木の葉が瞬く間に、青虫に食いあらされて、バラの育成に失敗したという苦い経験を持つ。うごめく青虫を見つけて、市販の殺虫剤を噴霧したら、虫は動かなくなった。だが、翌日には虫が現われて、葉を食っていた。したがって大規模に農業を営む場合には、安くて効き目のよい農薬(殺虫剤)の魔力に惹かれるのが人情であろう。