抜群教授

gladson2008-02-14

2月14日(木) 快晴
22℃、32%(就寝前加湿)、26.5℃セット
1℃(朝外気温)、9℃(朝室温);13℃(外気温)(12.00)


朝、新聞を取りに出たら、玄関脇の植込みの黒土が凍って白い氷柱が浮いているのが見えた。このような植え込みの凍えは、この冬初めてだ。

昼食後、強い日差しのせいか、珍しく春めいてきたので、近くの理髪店へ散歩がてら行って、ぼさぼさの髪を整えた。


国立大学が法人化したので、大学の自由度が増えたのはよいが、儲けにつながらない基礎学問が置き去りにされるのでないかと、識者は危惧していた。しかし今日の夕刊の記事を読むと、大学側も色々と手を打っているようである。

東北大学は優れた業績をあげた現役教授を「抜群教授(distinguished professor)」に選び、月給を最高20万円上乗せする制度を設けた由。学外から優秀な「頭脳」を獲得すると共にその流出を防ぎ、世界最高水準の大学を目指すという。初年度は学内の約800人の教授から3%にあたる25人を選ぶそうだ。
既に、東大は昨秋に発足した数物連携宇宙研究機構の機構長として、米国の名門カリフォルニア大の村山斉教授を総長より高給で招いた由。
京大は昨春、研究環境を整えるなどして、アポートシス(細胞が自死する現象)の権威である長田重一・阪大教授を研究チームごと迎えて教授にした。
こう見てくると、理学部はよいが、文学部はどうなるのだろうか?


録画でスエーデン映画「歓びを歌にのせて」をみた。「サウンド・オブ・ミュージック」の再来を思わせる良い映画である。美しいシーンもあるが、血生臭い乱闘シーンは頂けない。キリスト教会への批判もあり、西欧人のキリスト教に対する本音がみえて、この点面白かった。要するに「罪」とは何ぞやということである。「罪」という観念は、キリスト教が作り出したものでないか?映画では、牧師の妻がこの疑問を牧師に向けて、夫から去って行くのが印象的。