生命の暗号を聴く

1月27日(日)晴れ
22℃、30%(就寝前加湿)、24.5℃セット
2℃(朝外気温)、9℃(朝室温);7℃(外気温)(12.00)


風邪気味。体調がすっきりしない。この寒さの峠を越えるまでは、風邪気味が治らないような予感がする。今年の1月の気温は昨年よりも低い。戦後最低の寒さといわれた一昨年(2006年)と肩を並べるのでなかろうか。


「生命の暗号を聴く:深川洋一著、2007年小学館発行」を読む。副題は「名曲に隠されたタンパク質の音楽」であって、音楽と生命の神秘な関係を解き明かそうとしているように見え、“ヒットする曲、歴史に残る曲にはワケがある”という帯に騙されて読みはじめた。

しかし生命科学の基礎に欠け、音楽の譜が読めない私には、この本は高値の花であって、結局「曲がヒットするワケ」が理解できなかった。著者は、音楽、特に名曲によって体調がよくなる現象を、DNA情報からRNAを通じて、アミノ酸からタンパク質が作られる仕組みと結びつけようとしているようである。

アミノ酸の発する信号は、アミノ酸ごとに振動数が異なっている。つまりいろいろなアミノ酸がつながってできたタンパク質は、さまざまな音の高さ(ピッチ)が並んだものとみなすことができる。アミノ酸のピッチは、物理学の理論を用いて具体的に求めることができると、著者はいう。ここまで来ると、オカルト的にみえてきて、その先は私には理解できない。