日本崩壊

11月28日(水)曇り
24℃、39%(就寝前加湿)、24℃セット
11℃(朝外気温)、15℃(朝室温);11℃(外気温)(10.00)


楽しみの後に、苦しみあり!!
本日、守屋前防衛事務次官夫妻が逮捕された。
何百回という業者によるゴルフ接待を受け、その時はさぞ楽しかっただろう。これからは、取調べという‘苦’が待っている。可哀想ではあるが、身から出た錆でしかたない。



御堂地 章著「日本崩壊(上)、(下)」(ハヤカワ文庫:2005年発行)読み終わる。
衝撃的なタイトルの政治、経済ミステリであって、単行本は2001年5月に刊行されたという。2003年6月の1週間の出来事を描いた、政治、経済、軍事にわたるフィクションである。

著者は、本書を通して、異常な公共投資費の乱費による財政危機と、それを齎した政官財複合体を糾弾しようとしている。小泉政権の発足によって、一応公共投資は抑えられたが、依然として国、地方の借金は1000兆円に近いといわれる。

いつの日か、本書に描かれたような形または別の形で“日本崩壊”の日は来るであろう。
本書で描かれた形の“日本崩壊”は、国債をチャラにするためのインフレ政策のために生じた。その結果日本発の世界恐慌が起ろうとしている。それを防ぐために、米国は日本をIMFの管理下に置くよう主導する。それに反対する自進党(自民党?)政権は、在日米軍との一戦をも厭わない強硬姿勢をとる。手に汗を握るようなシーンが続く。