銀行総務部


10月26日(金)雨
23℃、48%、NOセット
15℃(朝外気)、22℃(朝室温);16℃(外気)(10.30)


久しぶりの雨で、テレビや読書でブラブラと過ごす。テレビの亀田親子バシングがひどい。

笹子勝哉著「銀行総務部(徳間文庫;1997年発行)」を読む。

舞台は、バブル崩壊後の不良債権処理に励む横浜に本店を置く地方銀行上位の名門銀行である。
82年の商法の改正によっていわゆる総会屋などへの利益供与が禁止された。ところが、新手のゆすりやが現われた。それは保守系参院議員とその秘書である。この名門銀行の取締役総務部長が、「頭取に会わせろ。さもなければ大蔵委員会へ頭取を喚問する」という脅しから初まって、不正融資を迫られる。その間頭取のご意向を伺うが「よきに計らえ」の指示のみで、神経をすり減らす日常。最後に株主総会の混乱の責任を取って銀行を辞めるという、涙のサラリーマン残酷物語(小説)である。