福田総理 実は「大変人」

昨日、福田新総理の所信表明演説が行われた。ネジレ国会を意識してか、ひたすら低姿勢である。つい本音を探りたくなる。



週刊文春:9月27号」に、「福田康夫 実は『大変人』オフレコ暴言録」という、福田康夫氏の本音を語る面白い記事が載っていた。
以下は、その一部である。


‘03年6月26日、官房長官だった時に、早稲田大学のサークル「スーパーフリー」が、集団レイプ事件を起こして大きな社会問題となった。このとき太田誠一総務庁長官が、「集団レイプする人はまだ元気があっていい」と問題発言した。
その翌日の夕方、福田官房長官は官邸内で数人の女性を含む番記者10数人と完全オフレコの懇談を行った。記者の質問は先の太田発言に集中、取材メモによると、福田氏の「見解」は次の通りだったという。


福田:太田さんは謝っちゃたんだね・・・・(中略)だけど女性にもいかにも「してくれ」っていうの、いるじゃない。挑発的な恰好しているのがいっぱいいるでしょ。世の中に男が半分いるってこと知らないじゃないかなあ。ボクだって誘惑されちゃうよ。
記者:女が半分いるってこと知らない男もいるんじゃないですか。どんな恰好をしていても、レイプはレイプです。
福田:そこら歩いてごらんなさいよ。まあ、そのへんにはいないかもしれないけれど。そういう恰好しているほうが悪いんだ。
男は黒豹なんだから。情状酌量ってこともあるんじゃないの?これから夏になるしね。女性も悪いんだから、女性も気をつけなきゃいけないんだよ。そういうのいると思わないか?
記者:百人に1人、千人に1人くらいはいるかもしれません。
福田:フラフラ、フラフラして出来心でやちゃうってこともあるでしょ。
記者:長官がそういう発言をするのはふさわしくないと思うのですが。
福田:(太田発言と)切り離して考えてよ。
記者:起きたばかりの事で、なかなか切り離せません。
福田:頭を切り替えてよ。
記者:“オフ”ではなく、“オン”で言うべきではないでしょうか。
福田:これは道徳だから。そんな道徳的なことを言うほど、教師みたいにボクは偉くないよ。


その後、福田長官は親しい知人に「(文春の取材に答えたのは)どうせ辞めるつもりだったから、サービスしてやったんだよ」と嘯いていたという。

この問答から、福田総理は、いつでも辞めるつもりで総理になられたと感じた。所信表明演説も淡々としていた。

福田長官のこの異常な発言は、事件が起こった母校早稲田に対する強い愛校心によるのかもしれない。それなら、当然強い愛党心や愛国心も抱いている筈であろう。