福田康夫 実は「大変人」:続き

この数日、陰気な曇り空が続く。

昨日の「福田康夫 実は『大変人』オフレコ暴言録」の続きである。


5年前の小泉首相による電撃訪朝が、福田官房長官と外務省の田中均アジア大洋州局長(当時)の仕掛けで行われたことは周知である。このときよほど舞い上がったのか、いつにもまして福田氏の口はユルかった。9月17日、日朝首脳会談の席上、北朝鮮側は日本人13人を拉致したことを認め、うち8人の「死亡診断書」を提出してきた。その夜、完全オフレコの取材に応じた福田氏はこう答えた。

北朝鮮は、死亡者の一部を“行方不明”にする手もあったのに、正直に全部出してきた。誠実すぎるくらいといってはいけないが、誠実があった。金正日もリスクうを負って決断している。拉致を認めると国内から批判が出てくる可能性もある。ハラを決めていたんだろう」
なんと、人さらい国家の独裁者を“誠実”と称して賞賛していたのだ。(以下略)


この福田長官が、今や総理となって、「拉致問題を解決し、日朝国交正常化に全力を尽くす」と明言している。成算があるのだろうか。