朝まで生テレビ

外気は、昨日と一転して17℃とうすら寒い曇り空。

テレビというか、録画漬けの一日。


先ずテレビ朝日の、田原司会「朝まで生テレビ」を視た。新内閣の顔ぶれ批評から農業問題まで。最後にテロ特措法延長問題を議論していた。ドイツなどの感謝政府が延長を日本に呼びかけているのは、国民の間にアフガニスタンからの撤兵の与論が高まってきているので、日本の自衛艦が引き揚げると、その与論が益々高まるおそれがあるので、感謝政府は窮地におちいるからのようだ。
江田憲司代議士によると、無料のガソリンスタンドを止めても「ブッシュは今までよくやってくれた」との感謝の一声だけで、それ以上の悪影響はないだろうとのことである。

最後にテレビでの視聴者からの、電話、ファックス、メールなどでのアンケートの結果が報告された。
延長反対:54%、賛成44%とほぼ拮抗した。一方小沢支持:54%、福田支持:33%。


その後、NHK総合の「爆笑問題:慶応大学で、教授、学生と2030年の世界について討論」を視た。「2030年頃、仕合わせだろうか」との設問に対して、大多数の学生が“仕合わせ“に対して手を上げたのは意外だった。彼らは皆、裕福な家庭の子弟であり、さらに難関を突破して慶応に入ったという優秀な頭脳の持ち主であるだろうから、当然の結果かもしれない。さらに‘日本の未来は慶応が作る’と福沢諭吉精神を叩きこまれているようである。途中から参加した安西塾長も、爆笑の問いに対して「未来は明るい。日本は‘30年頃にはワクワクするような国になる」と答えていた。破産寸前の国の財政には終始触れなかった。先輩小泉前首相や竹中慶大教授の顔を立てているのだろうと、勘ぐりたくなった。
終わり頃に、やがて中国、インド、韓国などを交えての大競争時代になるとの、少し警告めいた雰囲気ができてきた。「何の競争か」との問に、「市場、金」と現実的な答え。桃源郷から現実に戻ったようである。