オーダメイド医療

家内が朝早くから、中学の同窓会の打ち合わせのために、東京へ行ったので、何時ものように、車で送ってもらえず、7時29分発のバスで、山崎の病院へ定期検診に行った。検査、診察が異状なくスムースに進み、10時30分頃帰宅。朝昼兼の遅い食事をした。帰る途中初秋の匂いが気持ちよかった。


一階の待合室の横棚に、山積みになっていたパンフレットを一部貰って読んでみたら、この病院が5年前から、東大医科学研究所と共同研究している「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」の成果の一部が載っていた。私も協力者の1人であるらしい「ワーファリンの使い分けに関する研究」によって、ワーファリンの体内での効果を左右する二つの遺伝子が、新遺伝子解析機で解析できるようになったという。


この装置で解析された数値(個人が服用する量)が妥当であれば、今まで長時間かけて量を決めなければならなかった作業が90分で終了し、来院したその日から適切な量のワーファリンを処方できるようになるはずだという。老骨が、この研究成果にいくらかでも貢献したかと思うと嬉しい。

同様のことが47疾患についてもだんだんできるようになるらしい。現在2番目に進んでいるのが大腸ガンの抗ガン剤だという。

この病院は商売上手で、今の建物では手狭になり、近所に地上16階の免震構造の542床の高層ビルを、2009年冬頃を目指して建設するという。それまで、この病院のお世話になれればよいが?