福田自民党総裁誕生

秋風が爽やか。少し涼しい。こういう時は風邪をひき易い。気をつけねば。

午後、自民党総裁選のテレビ中継を視る。下馬評とおり、福田が麻生を破って総裁になった。福田氏は、「若い人に“希望”を、年寄りに“安心”を」と、旨いことを言っている。言うは易いが、実行は至難である。しかし人柄は、何となく実行してくれそうな安心感がある。これが、党内で多くの支持を集めた理由の一つかもしれない。

71歳といえば、敗戦後に教科書に墨塗りをした世代である。戦争の痛みをある程度分かっている筈である。安倍のように、変な原理主義には走らないであろうという安心感がある。ハイビジョンで視ると、年齢はあらそえず、顔の所々に小さな老年しみが目立つ。この難局を切り抜ける体力があるであろうか。安部のように中途挫折しないか。私は元々反自民だから、どうでもよいが。


安倍はまだ入院中とかで、不在投票をしたようだ。真偽のほどは、週刊誌情報だから不明だが、参院選の大敗以降、激しい下痢が続いており、インドなどに外遊したときも紙オムツをしなければならないような状態だったらしい。国会が開会すれば、長時間拘束される上に、答弁のために何度も席を立たねばならない。頻繁にトイレに行くわけにもいかない。たとえ紙オムツをしていても国会を凌ぐのは至難の業。これが総理辞任の裏の理由とか。政治家は病気になれば、いろんなことを言われるものだが。それを覚悟して政治家にならなければならない。


ところで、自民党の議員から「このままいけば、自民党が潰れる。何とかせねば」という声をしばしば聞く。わたしが会社員だった頃も、「このままだったら、会社が潰れる。何とかせねば」と、皆が言ったものだ。自民党議員の就職先が自民党のような錯覚におそわれる。日本という国よりも、就職先である自民党が生き残るほうが彼らにとって大事なのかもしれない。サラリーマン化した自民党議員よ! さようなら。ここまで悪態をついたら、胸がすっきりした。