借金返さなくてよい!

今日も残暑日。近くの工事の音が五月蠅い。益々暑く感じる。

借金王を自認していた小渕内閣経済企画庁長官をしていた境屋太一の云うことだから、余り当てにならないが、彼は、「中央公論10月号」で、「“国債800兆円を返さなくてはいけない”という神話を捨てた方がよい」と述べている。色んな考え方があるものだ。

彼によると、歴史的にみて、革命が起きた国が、超インフレになった国以外に、国債を全部返済した国はありません。800兆円の借金は次の世代に残し、次の世代もまた次の次の世代に残せばいいのです。「国民の借金だ」「返さなくてはいけない」などおという財務官僚のPRが利き過ぎています。
幕末でも小栗上野介のような幕府財政官僚は、年貢収入がこれだけあって、支出がこれだけなら云々と、とても細かな議論をしていました。しかしこれは後の時代から考えると報われない思考です。江戸幕府の借金も、明治維新が起きて信用創造ができる銀行制度になったらすべて解決しました。
発想を変えることが重要なのです。

無責任な!将来、銀行制度に変る信用創造がありえるのだろうか。それを具体的に示さないで、「国民の借金を返さなくてよい」と、破廉恥なことを、よくも言えたものだ。借金がどんどん増えて、その金利負担はどうするのか?