介護は儲かる

残暑がぶりかえした。東下前の家の取り壊しがブルトーザであっと云う間に終わった。


平成11年の都知事選で、今の舛添厚労相が、石原現都知事に初めて挑んだときの「介護は儲かる」という発言が、妙に頭にこびりついている。当時、“介護”という言葉が比較的珍らしかったせいかもしれない。介護ビジネスという商売が広まったのは、その後のことのようである。この点で、舛添は先見の明があったという他ない。


週刊誌(週刊文春9.20号)に連載の「舛添要一:消せない過去(第2弾)―――被害女性が証言『10人の婚約不履行』と『“持参金”タダ取り』」によると、舛添氏は平成10年に「母におムツをあてるときーーー介護 闘いの日々」という本を書いて、それがベストセラーになり、ひと儲けしていたそうだ。その後も同様な本を少なくとも9冊も著している。そして政治や経済だけでなく、介護でも講演のよばれるようになって、一回につき100万円程度の講演料を得ていたという。なるほど彼は、「介護は儲かる」ことを実体験しているのだ。即ち彼は、合法的に弱い者を餌にしてのし上がってきたのだ。


一方独身時代の舛添は、若い女性に結婚をちらつかせて、お金をせしめていたそうだ。彼が、パリ大学に留学のために空港を立つとき、すごく綺麗な、お金持ちっぽい母娘が、十組以上見送りにきていたそうだ。みんな自分と結婚すると思っていたらしい。悪い言葉で云えば結婚詐欺みたいなものだ。騙されるほうもバカという他ない。

このような問題男に、年金をあずけてよいのか。福田内閣になったら首にして欲しいものだ。