BOOK・OFF

久しぶりの晴天が勿体ないので、昼食後、足を動かすために藤沢へ行く。

外出すると、習性でつい本屋に向う。北口のBOOK・OFFへ初めて寄った。数多く並ぶ文庫本、新書本の新本同様なのが、一律に105円なのに感激した。「養老孟司:ガクモンの壁」、「猪瀬直樹:土地神話」他5冊を買う。帰りは、重たいので苦労した。この店は、1階がCD,DVD売り場で、本は2階で売っており、階段の上り下りが年寄りには大変だった。エレベータで行ける大船のECO-BOOKに比べて1長1短。


自民党総裁選の勝者は、町村派の福田氏に絞られたようである。彼は手堅い番頭であるが、一国の主人としてはどうか。その政策は、「国民第一」、「地方重視」と、またもや民主党のそれを盗んでいる。自民党は過去、常にこのように野党の政策を盗んで生き延びてきた。政策の泥棒は法に触れないが、常に政権の位置にあって、金銭まみれになるのは頂けない。



録画の、「生きる(黒澤明監督映画のリメイク版)」を視た。地方都市の市役所の市民課長が膵臓ガンで余命いくばくもないと医者に宣告される。死ぬ前に貯金を全部使って、思う存分に賭けや酒、女遊びなどで楽しもうとするが、心からの満足感がない。最後に、市民からの強い要求があった、ゴミ捨て場を子供が楽しめる小公園に改造することに全身全霊を傾けて現場で死ぬ。ネタ元は、ゲーテの“ファウスト”のような気がする。市役所全体のやる気のない雰囲気は、噂に聞く社会保険事務所のそれと、そっくりのようだ。