今後の政局は!!

晴れ間、俄か雨、台風9号がいよいよ近づいてきたか。
この中、長女が二人の孫娘と一緒に、盆休みにロスアンゼルス、サンタモニカへ家族旅行したといって、お土産を持って来る。「どうだった?」と感想を訊いても、「凄い」というばかり。広く、大きいのにびっくりして唖然としているようだ。歩いている人を見かけなかったという。公共の乗り物が、距離無関係で150円ぐらいのそうで、日本より大分安い。
昨年社会人になった孫娘によると、今年は就職温暖期のようだ、8社から内定を貰って、どうしようかと迷っている後輩がいるそうだ。お目出度いことである。大企業は景気がよいというか、人手不足みたい。



政治評論家の森田実氏は、「アメリカに使い捨てられる日本(平成19年4月30日発行)」という著書で、年初に次のように、今年の政治状況を観測していた。なお森田氏は、以前はテレビにしばしば出演して歯切れのよい政治批判をしていたが、いつの間にか姿を消してしまった。一昨年の郵政解散選挙の時に、この解散は憲法違反だと主張して以来、テレビから抹殺されたらしい。この頃から言論封殺のファシズムが始まったようだ。

(1)(イ)2007年夏の参院選挙では与野党議席数が逆転する可能性が高い。ついで、
(ロ)2009年9月11日までに行われる衆議院選挙においても与野党の勢力の逆転が起こり、政権が「自公連合」から「民主党中心の野党連合」に変る可能性がある。

(2)2006年11月7日の中間選挙後にブッシュ政権レームダック化が起こる。ブッシュの政権は日本の政治を動かす力を失う。ポスト・ブッシュ時代になれば、アメリカ民主党に近い立場に立つ日本の民主党への政権交代に対するアメリカ政府の抵抗は起きないだろう。政権交代が行われやすくなる。

(3)2007年から2009年夏の間に、日本の政治は大きく変化する可能性が高い。資本主義の政治路線は、アメリカ共和党型・アングロ・サクソン型から、修正資本主義型・ヨーロッパ型に変る。日本は従来型からアメリカ・中国に対して中立型に変る。

(4)日本における総選挙による政権交代は、日本の再生・復活の第一歩となる。これによって日本は新たなる安定成長の時期を迎える。


(1)の(イ)は、予言通りになった。そのせいか、これからの臨時国会が異常に面白くなりそうである。これ以外の観測も実現しそうである。そうなれば、日本もいくらか明るさを取り戻すであろう。