OB懇親会

午後、横浜スカイビル28階のLIVING:BARスエヒロで開かれた、横浜の研究所のOB懇親会に参加した。総勢32名。私が83歳で一番年長ということで乾杯の音頭をとらされた。皆さん、悠々自適のようだ。現役時代にマイホームを用意していたので、今の物価、年金制度で、ある程度豊かな生活を送れるのだろう。

生の人間に触れると、テレビや新聞などでは掴めない情報が入る。Wさんは昨年、心臓周りの大動脈のプラスチックパイプとの交換という大手術をしたそうだ。今日は、そんな風情を感じさせない元気である。医学の驚異的進歩には頭が下がる。そのため老人が益々増えるのだろう。
Oさんは、島根県介護施設にいる103歳の母親に付き添いのため、月半分は島根に帰るという老々介護の生活をしている。頭は、かなりしっかりしているようだが、3日ほどOさんの顔を見ないと、「息子が死んだのか」と介護の人に聞くので、その旨介護の人から電話がかかってくるので、帰らないわけにはいかないそうだ。

同じ鎌倉に住むKさんの家は、有名進学中高のE学院の直ぐ近くだという。息子さん二人がE学院に入ったので、その近所に引越した由。二人とも慶応を出たという。Kさんは、京大出なので、親の素質が遺伝したのだろうか。息子さんが優秀なりに親も大変だ。

その他、色々話がはずんだが、帰宅後夕食中に、家内が「どうだった?」としつこく尋ねるが、面倒なので「余り話をしなかった」と返事をしたら「詰まらない人!」とけなされた。

帰途、大船のECO BOOK(古書店)で、次の文庫本9冊を買った。
青島幸男:国会を話そうか(ケイブンシャ文庫)」、「佐野真一小泉政権―非情の歳月(文春文庫)」、「佐藤昭子:私の田中角栄日記(新潮文庫)」、「高杉良:銀行大統合―小説みずほFG(講談社文庫)」、
「栗林良光:大蔵省の危機(講談社文庫)」、「幸田真音:日本国債{上}(講談社文庫)」、「斉藤信也:記者四十年(朝日文庫」、「保坂正康:大学医学部(講談社文庫)」、「遠藤秀紀:人体―失敗の進化史(光文社新書

当分秋の読書を楽しめそうである。