次国会の参議院はどう動くだろうか

常用の胃薬ガスドックが切れたので、炎天下やむをえずT医院へ行った。盆休明けのせいか、結構混んでいた。

ところで、先日の参議院選民主党が第一党になったせいか、政治が活性化して面白くなってきた。来る国会の参院で、どのような事態が起きるだろうか。

第一に、衆参両院の同意が必要である人事案の否決か、アメリカみたいな厳しい聴聞が行われるだろうといわれる。人事に国会同意が必要なポストは、日銀総裁人事院人事官、会計検査院検査官など、35機関、人数にして2百人以上もあるそうだ。官庁OBの天下りや、御用学者の政府委員への登用などもチェックされる。

問責決議もあるが、さらに重要なのは野党が国政調査権を手に入れたことだという。これによって、自民党にとって“不都合な真実”を次々に明らかにすることが可能となった。さらに、今まで秘密の扉の内側にあった362兆円(今年度)にもおよぶ厖大な特別会計の中身を炙り出すことができるようになったのが大きい。この中の余っている隠れ予算を使って、民主党公約の財源(例えば、子育て支援費:2万6千円/月/中卒までの子供1人や、農家の個別補償費)をひねり出すつもりだと、長妻議員は昨日のタケシノ・テレビ・タックルで公言していた。

創価学会池田大作名誉会長の証人喚問もやるべしとの声も上がっているそうだ。そのタイミングは、いつになるかというと。テロ特措法を参院で否決して、衆院に戻すと同時に、池田名誉会長の証人喚問で公明党に揺さぶりをかけて連立離脱に持ち込む。その結果、衆院でも三分の二に満たず、テロ特措法の延長が否決されるというシナリオが描かれているらしい。その時のブッシュの怒った顔を見てみたい。
そうなると、参議院が益々ショウー的に面白くなる。これまで長生きしてきた甲斐があるというものだ。
安倍政権が無事に年を越せる保証はどこにもないようだ。そうなると、年末が忙しくなる。