エアコン故障

猛暑の2日目。少し慣れたせいか今日はそれほど暑く感じない。

猛暑と関係があるのか、どうか分からないが、今朝から家内の部屋のエアコンが利かなくなった。
「この暑さでは、エアコン無しでは過ごせない、寝れない」と家内はしきりにぼやく。3年程前に応接間のエアコンの取り付けにきた業者が「修理もしますよ」と言って名刺を置いていったのを思い出して、その業者S氏に電話したら、午後2時ごろ来てくれた。動かないエアコンを一目みて、
「このメーカ(三菱重工)は、この種の家庭用エアコン(ビーバー)の製造は中止しているので、修理代が高くつく、新品を買った方が安上がりです」と、妙に良心的なことを言う。
でも、無料で来て貰っては悪いという気がしたのか、家内が
「今日のご出張費はおいくらお支払いしたら宜しいですか」と訊いた。
「いや、結構です。・・・この暑さで今エアコンの取り付け工事が混んでいるので、買うなら早いほうが宜しいですよ。今日受けても、早くて16日になりますよ。もしデンコード(近くの家電量販店)でお買いになられるなら、私の方から係りの人に早くするように言っておきます」と親切にいう。
16日までにエアコン無しに過ごすのは大変だと驚いて、直ぐに家内と一緒に車でデンコードへ駆けつけた。エアコン売り場には、確かに“取り付け最短日16日“の大きな掲示が出ていた。販売員に
「S さんの話で伺った」と言ったら、
「Eさんですね。今Sさんから電話があったところです。どうぞ宜しく」というので、一安心した。色々の展示品の説明を受けた後、メージャーのナショナルの、‘フィルター掃除ロボット付き(10年間フィルタ交換不要)‘が、後々の面倒がなさそうなので、それに決めた。
取り付け日について、販売員とSさんがケイタイで相談をしていたが、
「13日か14日でどうですか。当日の朝にお電話してから伺います」
予想外に早いので、嬉しくなってしまって「結構です」と言った。

帰宅後に、よく考えてみると足元をみられたデキレースのような気がしないでもない。商売とはこういうものだろう。どちらにしても、早くエアコンを使えるようになって、家内のぼやきを聞かずにすむようになったのは嬉しいことである。
人間は、環境保護とか、「勿体ない」とか偉そうなことを言っていても、便利な生活に慣れると、その生活から別れるのは難しいものだ。