社会保険第三者委員会への申し立て

不快指数78%の陰鬱な梅雨空の下、藤沢の社会保険事務所へ行ってきた。目的は、5月29日のこのブログに書いたような、消えた年金記録の回復をダメモトで図るためである。

2時過ぎごろ、事務所に着いた。中に入って勝手が分からずウロウロしていたら、ガイドの印をつけた男がよってきて、
「御用は?」と訊く。
「第三者委員会への申し立てにきました」と返事したら、一枚の用紙を渡して
「これに記入して、この窓口で年金記録確認をしてください。すべてはこの手続きから始まります」という。
それでこの確認用紙の所定の欄に、姓名、生年月日、年金保険番号、確認する期間などを記入してから、5分位待って前の順番の人とのやり取りが終わった受付カウンターの男に渡した。彼は内容をパソコンでチェックした後、
「確認する期間に働いた会社名とその住所の欄を書き込んでください」という。
「60年前の古いことで、会社の名前は変わっている。住所も正確には覚えていない」と言ったら、
「当時の会社名でよい。住所が分からないと、管轄した社会保険事務所が出てきないので調べようがない。番地まではいらない」という。それで「東都製鋼、宮工場、江東区南砂町」と記入したら、これでよいようだった。持参の事情説明書を渡そうとしたら、内容を読もうともしないで、「それを貸して欲しい。コピーして確認用紙に貼付する」という。

間もなくして、事情説明書を返しながら「管轄した事務所に連絡して、4〜5日内に必ず文書でお知らせします」と力強く言う。早とちりの私は何を知らせてくれるのか確認しないで去った。帰りぎわに、別に大きな待合室があって、そこの長椅子に30人ぐらいが順番待ちしているのが見えた。その脇に10個ほどのブースがあって、中で話し合いをしているようだった。文書には、この相談の日時が記載されているのかもしれない。とにかく今日は、思ったよりも簡単すぎた。

年金手帳他証拠になりそうな物などは、今日は一切必要なかった。これからが大変なのかもしれない。