SECOM

私は気付かなかったが先週のある日、総檜造りの和風建築で、一見お金持ちそうな隣家の玄関前に朝から昼頃までパトカーが長い間止っていたのが近所の評判になっていると家内が言っていた。「また空き巣か泥棒に入られたのかしら!」と家内は言う。そういえば、丁度1年前にも、隣家の主人がゴミ出しで偶然会ったときに「空き巣にやられました」とぼやいていた。

隣家は、夫婦揃って近所つき合いを全くしない、その上祝祭日には必ず日の丸の旗(この写真は今年の4月29日のブログに貼り付けられている)を立てるという変った家なのでこの情報も大分遅れて入ったようである。それを家内に告げたら、ビッグニュースとして、たちまち近所に拡がって、自治会報でも注意が呼びかけられた(ただし被害者情報は伏せられた)。そして庭木が立派で、通りからの庭の見通しが悪い家が狙われ易いということになった。それを誰に聞いたのか、隣家の主人は、40年かかって密生したカイズカ生垣の一部や庭木を自ら伐採しだした。でも素人がやることだから、中途半端で依然として庭の見通しが悪い。

そのような状況のところに、長い間のパトカー駐車である。斜向かいが自治会長さんのお宅であるが、会長さんも何も聞いていないらしい。通常なら、「空き巣に入られました。お互いに注意しましょう」と近所に挨拶するのが常識だと思うのだが。

数日前から、隣家の主人が徹底的に生垣を切り倒し、見事な源平しだれ梅などの庭木を伐採し始めて、惨めな庭になってしまった。2,3日前に工事人が屋内外で配線や何やらやっていたと思っていたら、昨夕玄関門扉にSECOMのラベルが貼りついていた。昨年ふと洩らして懲りたせいなのか、今のところ隣、近所に隠しているが、空き巣か泥棒にやられたのは間違いない。同情のしようもない。