個人情報漏れ

元々社交性が乏しく、しかも第一線から退いて久しい私に電話がかかってくることは滅多にない。かかってくる時は、勧誘電話である。

某大手証券会社と僅かな金額ではあるが、外貨建MMFを契約していた頃は、株式や金などの投資勧誘の電話がよくかかってきた。「どこかで個人情報が漏れているのだろう」と、家内と囁き合ったものである。しかしこれを解約して、お金を安全そうな銀行に移してから後はこの手の勧誘は一切なくなった。このことからみても、組織的でなく裏個人的な情報漏れは明らかである。気味悪い。


ところが台風接近と梅雨空のために蒸々してイライラしている今日、珍しく勧誘電話があった。なんと、80歳を過ぎて何の業績もなく、棺桶に片足を突っ込んでいる、この私に「自分史を出版してみないか」という○○出版社と称する聞いたこともない出版社の松本という男からの勧誘電話である。「興味ない」と言ってそっけなく断ったが、後でどこから私の名前と電話番号を入手したのか考えてみた。ネットがあやしいと気付いた。相手は必ず個人情報法を守りますと誓約しているので、つい信用してあちこちのネット上で個人情報を洩らしている。従ってネット上の会社からでなく、個人的裏関係で個人情報が漏れている可能性は高いと読んだ。今のところボケもたいしたことなく、被害がないからよいものの被害が出たら大変だ。恐ろしい世の中になったものだ。特にブログを書くときは気をつけなければいけないと、肝に銘じた今日である。