映画:宗家の3姉妹

何時、雨が降ってもおかしくない梅雨空なので、終日テレビを視てぶらぶら過ごす。昨夜録画した「宗家の3姉妹」を視た。2時間30分の長い映画だが、日中戦争が主な舞台であり、少年期の思い出が重なって最後まで一気に視てしまった。
蒋介石夫人の宗美齢の名前は、耳にたこができる程焼きついているが、その姉の宗慶齢の名はちょっとだけ知っていた。私の記憶では、日中戦争の時アメリカに渡って、シナへの支援を求める活動をしていたみたいだが。どうも思い違いのようである。一時ソ連に滞在していたようである。彼女は共産党のシンパで、妹の美齢とは対立していたようである。
蒋介石西安監禁事件は、当時大騒ぎになったのをよく覚えている。その後国民政府(蒋介石)軍と共産党軍(紅軍)が融和して、所謂国共合作が成立して侵略する日本軍と戦うようになった。そして日本軍は泥沼に入り込むようになってしまった。

中国映画だから当然だが、中国共産党の宣伝映画のようである。戦中派の私には、何となく居心が悪い映画である。