安倍と折口べったり

安倍とは、いうまでもなく安倍総理である。折口は、今や時の人であるコムスンを傘下に置くグッドウイル・グループの折口会長である。
安倍と折口の蜜月ぶりを示す対談記事がガッチリ握手した2ショット写真と共に、コムスンの広報誌「コムスン通信 第2号(03年5月)」に掲載されている。当時の安倍は、自民党社会部長として介護保険を推進した後、小泉内閣官房副長官に出世し、次期総理の呼び声が高くなっていた時期である。

対談で2人は介護制度の将来像をこう語り合った。「コムスンは一生懸命やっておられる」と持ち上げると、折口は、「私たちは自立を守るということも大切なポイントにして、いわゆるリハビリに近い介護にあたっています」と息の合ったところをみせていた。

対談をセットしたのは安部の支援者で、宗教式儀式を伴う経営コンサルタント会社「慧光塾」の有力会員といわれるS氏だ。同塾は安倍の秘密後援会『安晋会』と表裏一体の関係にあるとみられている。折口は『安晋会』とも人脈が重なる。

社会保険制度の大改革といわれた介護保険制度導入の前年(99年)、安部は自民党社会部会長に抜擢されると、介護制度の設計という大役を任せられた。

99年当時、介護保険の実施は迫っていたが、国民から負担の大きな欠陥制度だという批判が強まると、当時の連立与党・自由党から保険方式でなく税方式に変える抜本的見直しを迫られ、自民党内からも凍結論や延期論が出た。その経過の中で、安倍は、介護保険報酬の支払い方式について、介護サービス利用者を通さないで国から業者に直接支払う「レセプト方式」を守り通して介護関連業界に睨みをきかせるようになった。

これで旨い汁を吸うことができるようになった、折口は、東京西麻布の交差点近くの、自ら出資する飲食店の個室にモデルやグラビアタレント、女優をはべらせ、“王様の宴を催していた”そうだ。
また総額30億円ともいわれる軽井沢の別荘は、フットサル場、テニスコート、25メートルプール、シアター、ボーリング場・・・を備えており、高級リゾートホテルのようだといわれる。

以上庶民にとって腹の虫が収まらない話は、「週刊ポスト:6.29」からでした。