社会保険庁からのお知らせ

昨日着いた年金振込通知書を改めて見たら、裏面に次のような、お知らせが載っていた。


「“あなたの年金加入記録を確認します!!”
社会保険庁では60歳以上の方の記録で基礎年金番号に統合されていない記録を約2、850万件管理しております。
その中には、年金を受給するに至らなかった方々の記録が多数含まれていると思われますが、いまだ年金給付に結びついていない記録が含まれている可能性もございます。
年金加入記録の再確認をご希望される方については、現在、全国の社会保険事務所年金記録相談のための専用窓口を設置しておりますので、お気軽にご相談ください。
* 年金加入記録が新たに判明した場合は、現在、受け取っている年金額が変ります。」


世間を騒がしている5000万件記載漏れとの関係が、頭の弱い私には分からない。ご相談しなくても、100年安心の年金の筈でなかったのか。
この‘お知らせ’は昨年まで無かった。今年初めてのものである。騒がれ出して、慌てて作成印刷したものと思われる。手際がよいのに驚いた。こんなに手際よいことができるのなら、その気があれば、普段から正確な記録を作成できたのでなかろうか。

昨日放映の決算委員会で安倍総理は、「今回の記載漏れ事件に忠実に対応した社会保険庁職員を民営化後に採用する」旨の、脅しとも捉えられる発言をしていたが。労働組合が強すぎるのも問題だが、今のように弱すぎるのも問題だ。何ごともほどほどがよい。民営化法案が審議不十分のまま強行採決で成立した後の社会保険は一体どうなるのだろうか。

どうなろうと、棺桶に片足を突っ込んだ私には関係ないが。将来のある若い人たちは自分自身のために真剣に考えるのが望ましいと思われる。民営化後は、自分の選んだ民間保険会社を自由に選べるとか。どうなるのだろう。国庫(といっても税金であるが)の援助を期待できるのだろうか。その辺が分からないままである。