鎌倉淡青会年次総会

大仏とJR鎌倉駅の間にあるダイヤモンド鎌倉別邸ソサイエティで開かれた、鎌倉淡青会の年次総会に出た。途中JR北鎌倉駅では満員の乗客が、殆ど降りてしまった。みな、あじさい寺へ行くのであろう。まだ満開には少し早いのだが、待ちきれないのだろう。

総会後行われた山田敏之氏による「ヰタ・ラクゴアリアンスー落語のある暮らし」というスピーチを、名匠のビデオ映像付きで面白く聞いた。山田氏には「役に立つ落語 ソニー・エンジニアが名人芸から学んだこと(新潮社2005)」という著書があるとのこと。この本には、R&D(研究開発)に落語が役に立つという経験談が書かれているらしい。くそ真面目に文献等だけを読んでいては、優れたアイデアは生れてこない。息抜きが必要ということだろう。それには落語が向いているそうだ。

スピーチ後に、美しい日本庭園が見渡せるレストランで懇親パーティが行われた。

14時ごろ会場を出て、S病院へ家内の様子を見に行く。途中の通りは、お神輿でとても混んでいた。家内は相変わらず元気だった。ただ、食事のお粥やオカズに塩気が全くといってよいほどないので不味くてしょうがないとこぼしていた。「潰瘍の回復には、塩分は摂らない方がよいのだろう。暫くの間の辛抱だ。私は、茹で卵や刺身を塩や醤油をつけないで食べているが、慣れると自然の味が楽しめて美味しい」と慰めた。「テレビの画像を視るのは疲れるので音だけを聞いている、今朝の田原番組は聞くだけだったが、面白かった」そうだ。

「この状態で家に帰ってお粥などを自分で作れないこともないが、そうすると食べ過ぎの心配があるから、退院の許可がでるまで入院していたほうがよいと思う」とも云っていた。それには賛成だ。家内の食欲は、何時もコメントして下さる、とまとさんと似ているようである。これが正常なのかもしれない。洗濯ものが貯まってきたので、洗濯機の使い方を教わってから別れた。