見舞い

10時ごろ家内の様子を見にS病院へ行った。経過順調のようで、既に鉄分補給用の点滴は外してある。最初に胃カメラを呑んだ時に、出血部の治療を行ったそうだ。それで回復が早いのだろう。これまで絶食だったが、昼食を重湯から始めるという。
丁度私がいる時に、看護婦さんがきて、今後飲む薬の今日の分を渡してくれた。パリエットプロトンポンプ阻害薬;胃酸の分泌を抑える薬)、ムコスタ(胃粘膜保護薬)、およびフェロミア(造血薬)である。食事ができ、体力がつけば退院できるであろう。来週の月曜には退院できるだろうと期待している。

入院が長期間になれば、洗濯、食事など日常生活に困ったことがおこるだろうが、1週間ぐらいの生活は、独りで何とかなるはずである。若い時に単身赴任を数回行なっているので、独り暮らしに慣れている。だが当時はゴミの仕分けをする必要がなかったので楽だったが、今は仕分けをしなければならないので、少し戸惑っている。特にプラスチックの仕分けがよく分からない。

長年一緒に暮らしても女性の気持ちは分からない。
今度の胃潰瘍の原因が、半身麻酔が怖い過剰ストレスであることはハッキリしている。

「麻酔の注射の痛さは瞬間的のものだから、痛いとしても大したことない。それよりお産の痛さの方が大変だったろう。その痛さに耐えたのだから大丈夫だよ」と云っても「お産は生理的な自然のことだから、大したことなかった」と言い返す。平生は「男はお産の痛さを知らない」と威張っているので、云うことが矛盾しているのだが!この矛盾を感じないらしい。