駒場友の会

昨日の雨日と打って変った、爽やかな五月の風に誘われて、今日午後の「駒場友の会」の総会に出席した。今まで総会と名のつくものには、一切出たことがないので、今生の思い出に一回だけ経験しようと、案内状に“出“の返事をしておいた。そして好日を幸いに出席した。会場は、コミュニケーション・プラザ北館2階多目的教室。100名分の席がほぼ満席だった。
総会というものは、シャンシャンで終わると聞いていたが、その通りだった。
会長挨拶から始まり、2006年度事業報告、同決算報告、2007年度事業計画案、同予算案、役員選任の件すべて何事もなく、シャンシャンと拍手で終わった。目出度いことである。年間の予算は約500万円とのことである。

友の会の構成員(会員・会友)は、昨年3月末に約600名だったのが、今年3月末には約1000名に増えたとの報告である。ほぼ倍増である。それにしても、おおざっぱに計算しても、潜在会員が約10万人はいるにしては少ない、今増やすための努力を積み重ねているという。神田の学士会と競合するので少ないのだろうか。

会員を増やすには、サービスをもっと充実することが大事だろうと思う。ホームページの充実を図って、より魅力があるものにするよう努めていると報告があった。アクセス数は計約3万という。
会員が駒場図書館を利用できるというのは、大きなメリットだろう。

また昨年と同じく、今年も「ユリア・チャプリナのピアノ・コンサート」を行うという。ユリアさんは、テレビで彼女の演奏を視たことがあるが、豊頬の凄いロシヤ美人で、音痴の私は演奏よりもその容姿に見惚れていたものだ。帰国したものとばかり思っていたが、まだ日本で活動しているらしい。あの美貌のせいで、日本で引っ張りだこなのかもしれない。

駒場友の会の意義が認められて、お金持ちからの寄付が増えることを願っている。この寄付金は、教養学部への寄付金に当てられるらしい。独立法人になった国立大学は徐々に改革されているようである。現在ファカルティハウスノセミナー室に設置されている福山製アップライトピアノは、会友の山本厚子さんから寄付して頂いたものだそうである。私もそういう身分になってみたいものであるが、遅過ぎる。