掛け時計の落下

昨日、夕食をしていた時、突然大きな音がしたと思うや否や、食堂とキチンの間の鴨居の上部に掛けておいた木製枠の時計が、ばらばらになって床上に落ちた。幸い怪我はなかった。しかし時計の真下を歩いていた時だったら大怪我をしたであろう。今思い出すとゾーットする。初めは時計が壊れたのが原因かと考えた。

しかし掛け具をよく見ると、通常は上向きの引っ掛け爪がだらりと下向きになっていた。掛け具は、ありふれたオール・プラスチック、おそらく塩化ビニル製の安物なので、長い間の荷重によってクリープ(creep)変形したのだろう。

この種のプラスチック掛け具は、多くの家庭で用いられていると思うが、寡聞にしてそれによる事故の話は知らない。しかし、起こりえることである。重い物を掛ける時は、金物の掛け具を用いる方が安全であろう。