昭和の日

今日は、戦前の天長節(去年まではみどりの日)、今年からは‘昭和の日’という祝日のそうだ。休日になるなら、名称は何であれ誰も反対はしない。平和な日本である。昼前、久しぶりの透き通るような青空の下、爽やかな微風を浴びながら、近所を散歩した。庭々に咲く花の色が、4月初め頃とは大分違ってきている。今は紫色の藤の花やライラックが見事である。


我が家の隣家の門には、例によって、写真のように日の丸の旗が掲げられている。散歩中は、どこの家にも全然見かけなかった。家内は、隣家は右翼でないかと気味悪がっている。まさかと思うが!!近所付き合いが全くない家である。通りすがりに挨拶を交わす程度で、見たところは温厚な中老の紳士である。毎日家でぶらぶらしている点は、私と変らないようだ。奥さんもおとなしそうな夫人。父親の跡を継いだ元不動産会社社長とか聞いた覚えがある。別に危険人物ではなさそう。
戦前、戦中は全ての家が祝日には日の丸の旗を慣習的に掲げたものである。昔堅気だった亡父の習慣に従っているだけなのかもしれない。どちらにしても祝日の度に、日の丸を掲げられると気味が悪いと思う世の中というか、私どもの方がおかしいしのかもしれない。