黄砂

早くも5月の連休に入ったような、今年最高の暖かく穏やかな日和。躑躅の花の香りを嗅ぎながら生協へ、ビデオをDVDにダビングして貰いに行く。このビデオは、最後の16年入学同期会を記念して幹事が一昨年に贈ってくれたものだが、ビデオ再生機を破棄してしまった後なので、視ることができない。偶々家内から生協でダビングを引き受けていると聞いたので、暖かい今日生協へ行った次第である。連休が間に入るので、DVDの出来上がりは5月11日だという。仕方ない。


昼食後は、緑に囲まれた庭のテラスで久しぶりにラジオやCDを聞きながらつい居眠りしてしまった。頬を撫でる清々しい微風に、もう花粉や黄砂はないようだ。


黄砂といえば、含まれる細菌類などが花粉症を悪化させるといって嫌われものである。しかし、偏西風にのって北太平洋の果てまで飛んだ黄砂は、海に落ちて、ミネラル(特に鉄分)を海水に補給して、海の生物の食物連鎖の底辺にある植物性プランクトンの繁殖を促すという。それ故、私たちが鮪や鰹などの豊かな海の幸に恵まれているのは、黄砂のお蔭であるともいえるそうである。