DVDレコーダ

年金生活で無為徒食で、これといった趣味のない私たち夫婦のような人間にとっては、テレビは貴重な楽しみである。特に韓国ドラマ、映画にはまっている家内にとってテレビは欠かせない。

ところで一日中テレビを視ていると体に悪いそうだ、2時間も続けて視ていると、確かに腰や尻が痛くなってくる。それで私は、テレビまたはその録画は昼間に応接間でぼつぼつ視て、夕食後は2階の書斎で、パソコンをいじったり、本を読んだりして過ごす。応接間のテレビは37インチ液晶であって、これに平成17年2月以来パナソニックDVDレコーダDMR−E95Hを接続して随時予約録画して視ている。 このレコーダは、地上Aは番組表から簡単に録画できる。しかしBS―Dは日時やチャンネルなどを、いちいちボタンを押して数字入力しなければならず、結構面倒臭い。デジタルデバイドのせいか家内は使うのを嫌がっている。地上Dの録画はできない。そのため平成11年まで無故障であっても、その後は使えない。


家内は昼間は、大正琴レッスンや食料品買いなどに外出したり、琴の練習や調理などで忙しいので、やはり視るのは夕食後になる。家内は2階にある自分のベッドルームに24インチの比較的小さい液晶テレビを持っているが、平成17年9月に、パナソニックのDVDレコーダ(DMR−EX100−S)を接続して、随時予約録画して視ているようだ。このDVDレコーダは、地上A,Dは勿論BS−Dも番組表で簡単に予約録画できる。


ところが最近になって、普段衣裳類以外は買い物に慎重で、何時も私の買い物にブレーキをかける家内が、応接間のDVDレコーダを買い換えろと盛んに言う。不思議に思って訳を訊くと「自分が独りになったら、応接間のDVDレコーダを使えないから。貴方のためでなく、自分のために今使っているようなのを応接間に欲しい」という。つまり、BS−Dの予約録画が難しくて、できないのが理由のようである。こう正直に言われると考えざるをえない。


私自身は多少不便でも、今のレコーダで困らないので、今度は私の方が慎重になった。しかし、よくよく考えてみると、応接間のDVDレコーダは平成11年後には、地上放送を録画できなくなる。それまでの私の命の保証はないが、地上Dも予約録画できるのを買おうという気に最近なってきた。
それで、4月に入ってから、家電量販店へ行って下調べをすることにした。そしたら、パナソニックの最新製品DMR−XW31のデモを見せられた。驚いたことに、地上Dが2チャンネル同時に予約録画できるという。これは便利だと、その場で買ってしまった。

今は、前のレコーダ(HDDに貴重な録画が沢山残っている)と併用して使っている。新しいのは、リモコンのタイプが違うので慣れるまで少し戸惑ったが、段々使い勝手が分かってきた。それで感激したのは、NHKの放送大学が番組表から簡単に予約録画できること。

放送大学には、興味ある教養番組が沢山あるが、新聞には細かい活字で番組表がひっそりと印刷されていて、視たい番組を探すのが大変である。探したとしても、その時間に視れるとは限らない。予約録画しておけば、好きな時間に視ることができる。

今日は「道徳」教科に関し、中、小学校学習指導要領について、講義があった。目から鱗がでた感じである。小学校では以下の項目について、教えるそうである。私が“道徳”の成績が悪かった原因が、80歳を過ぎて初めて分かった。2.以降は全部駄目である。個人主義が芽生える子供だった私のことを、当時の先生はよくみていた。
道徳の授業は、戦前も戦後も基本的に余り違わないようである。
1.自分自身とのかかわり。 2.他人とのかかわり。 3.自然、崇高なものとのかかわり。 4.集団、社会とのかかわり。