発生生物学

4月13日夜に、NHK総合が放映の「爆笑問題の日本の教養」の録画を視た。

浅島 誠東大教授の研究室を訪ねての、受精卵などの顕微鏡観察を交えてのインタービューというか、ディスカス番組である。

かねて疑問に思っていた、動物の心臓、腎臓などの各器官ができるメカニズムが、初めて納得できた。

浅島教授の話を要約すれば、受精卵から取り出した未分化細胞にアクチビンという蛋白質をかけることによって、殆どの器官を作ることができる。アクチビンの濃度によって器官を変えることができるという。

このようにして作られた蛙?の心臓や腎臓の映像が紹介された。百聞は一見にしかずというが、今まで本を読んでもよく分からなかったことが、10分間位視たたけでほぼわかった。私たち素人には、これだけわかれば充分である。

こういうことを研究する学問を発生生物学というそうだ。
今の高校の教科書でも教えているそうだ。

浅島教授と爆笑問題の間で、人への応用について語られた。教授は、倫理や自然の摂理との関係で余り積極的ではないようだった。
要するに、人類は‘命’を作るところまで来ているということだ。

なおアクチビンの発見によって浅島教授は、日本でノーベル賞に一番近い学者だといわれているそうだ。