ペースメーカー検診

今日は、ペースメーカー6ヶ月定期検診の日。幸い昨日とうって変った、少し花冷えの好い春日和。診察開始時間が午後2時というので、家内の運転で早めに12時40分に山崎の病院に着く。

先ず心電図を取ったが、以降1時間位待ってやっと、ペースメーカー業者に名前を呼ばれて、ペースメーカーのチェックを受けた。間もなく、医者から呼ばれ、挨拶する間もなく、「順調です。電池も大丈夫です」で終わり。馬鹿々々しいが、「異常があります」と言われなくてよかったと思う他ない。

この病院は徳州会系で、腎移植で騒がれた万波医師が勤務している病院と同一系である。ここが、無料で発行している徳州新聞(4月9日)を、この病院で貰って読んでみたら、一般のマスコミとは、違った立場と思われる記事が載っていた。全文は長いので、一部を以下に写すことにした。

宇和島徳州会病院の調査委員会から依頼を受けた専門委員会の一人、藤田保健衛生大学の堤寛教授は、病理医として専門委員会に臨んだ。しかし、あまりに一方的な委員会の結論に危惧を抱き、全国の医師にデータの提供願いを行なった。本人の許可を得て、メールの内容を掲載する。(中略)

病腎移植の芽をつぶしてはいけないと思う気持ちが誰よりも強くなっております。万波誠医師が患者に向かう姿勢に深い共感をもっております。すごい人はいる!が私の実感です。

確かに、かれは患者に寄り添っています。古きよきパターナリズムは明白ですが、患者さんの信頼あってのことです。
現代医師で、彼のように、書面のICをとらず、ろくに検査もせず、カルテの記載も最小限で、新しい医療をはじめられる人は、他にいないでしょう。よほどの自信と患者さんとの信頼関係がなければできない話しです。心底驚きました。2度目、3度目の移植が多いことに驚きました。患者さんの経済状態を考慮しつつ、必要最小限の検査で診察を行っていることも痛いほどわかりました。

彼にもう少し欲があれば、パイオニア精神があれば、科学的思考性が強ければ、全く違う展開になっていたでしょう。残念です。でもそれがあの人の人となりなのでしょうね。本当にものすごい人ですね。(後略)」

万波医師を誉めているのか、けなしているのか、部外者の私には分からない。

ただこの事件で、普段「命だけは平等だ」をモットウにして売り出している正義の徳州会の評判が落ちたことは間違いない。

万波医師の処置が本当に正しかったのかどうか、また彼が名医かどうかは、素人の私には闇である。こんな事件があったにも拘わらず、今日も病院は患者で超満員だった。