大正時代の日本の外交

今日も、のんびりと一人暮らし。昼前にローソンへ久しぶりに行き、「週刊ポスト:3.30」と夕食用に幕の内弁当を買った。

ドラマ「華麗なる一族は」、万俵鉄平が雪の丹波篠山で猟銃自殺を遂げるという予想通りの結末となった。理想主義者が負けてお涙頂戴の茶番劇といえないこともない。意外だったのは、検死での血液型判定で、鉄平が大介の実子であることが判明したこと。これで、冷徹な大介に深い悔いが残ることになり、妻妾同床の生活に終止符を打つたことになる。小説の筋書きは作者の恣意でどうにでもなる。

最後は、大蔵大臣が、大介の婿を銀行局長に任命すると同時に、婿に大介の銀行を他の銀行に吸収合併させるように命ずるという所で終わった。  



午後、BSハイビジョン特集「世界から見たニッポン〜大正編」を視る。

大正時代は格差の拡大や2大政党制、戦争への参加、民族主義の台頭など現代の日本とよく似た時代だったと字幕が誘っている。これについ乗ってしまった。豊富な映像によって、世界の人々(ポルトガル人モラエスアメリカ人哲学者デュイら)の目に映った当時の日本の姿を描いている。
明治末期頃から、アメリカの日本人(種)差別や日本の中国進出をなどで日米関係は不味くなっていた。第一次大戦で日本の山東省青島の占領とその事後処理、日英同盟廃止、国際連盟脱退などでの日米関係の悪化が、太平洋戦争の遠因になったと説明していた。
現代の日本は、米軍基地によって、アメリカの半占領国になっているので、戦前の反省を生かしようもない。