東京大学の役割は何か


東京大学理学部の小柴ホールで開催された、東京および周辺3県の銀杏会主催の2007年トップフォーラム「わが国におけるこれからの教育・人材育成についてー東京大学の役割は何かー:東京大学創立130周年記念事業」に参加して、今帰宅して夕食を終えたところである。実は、今日の参加の目的の半分は、小柴ホールの中を体感することだった。
ノーベル賞を受賞した小柴博士の寄付によるこのホールは、国際会議を行っても誇れると思われるほど立派だった。

13.30〜15.00に、立花隆氏(作家、東京大学特任教授)、内永ゆか子氏(日本IBM専務執行役員)および古田元夫氏(東京大学副学長)による基調講演があり、約30分の休憩の後、佐藤ギン子氏(東京銀杏会副会長)がコーディネータを務めて、聴講者からの質問に対する上記3氏による回答および討論が行われ、17.00過ぎに終わった。


内容は、有意義かつ面白かった。
立花氏によると、大学は変らなければならないが、大学のスクラップ・アンド・ビルドは教官の生首との関連でとても難しい。例えば駒場では、外国語履修で中国語に対する希望者が多いが、先生が足りない。一方、文学部では中国哲学科への進学希望者は2〜3人しかいない、学問の後継者を残すために中国哲学科があるようなものだと、内部からでないと分からない微妙な話があった。

今日は疲れたので、その他諸々の興味ある話は、後日機会をみてゆっくりと書くことにする。