バイオリニスト川井郁子


明日夜にNHKで出演する「宿坊での滝行」番組の宣伝のため(か?)、バイオリニスト川井郁子が出演した、NHK総合の「スタジオパーク」を視た。生後半年ぐらいになる‘花音’という名の女の可愛い赤ちゃんを、仕合わせそうに抱いている写真が大写しされていた。

花音ちゃんから生活のエネルギーを貰っているという。クラシックの演奏は作曲家の意図にできるだけ忠実になるように行わなければならないということに疑問を抱いていたそうである。それで自ら作曲して自由に演奏するようにしたとのことである。
演奏の際は、できるだけ妖艶に見えるような服装を選ぶという。愚か者の私は、テレビで視た彼女の妖艶さに魅せられて、2〜3年前に彼女のDVDを買ってしまった。この妖艶さを聖女が演じるのは無理と思っていたが、案の定間もなく“できちゃった婚”を発表した。お相手は、東大医学部教授で、ノーベル賞級の業績のある研究者らしい。どうも‘花音’ちゃんが、“できちゃった“ということのようである。どちらにしてもお目出度い話しである。食事はご主人が作ってくれるので、日常生活は育児の大変さを除いては、結婚前よりも楽だという。

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話は全く変わるが、安倍首相は温首相との会談で、中国の拉致解決への協力と、同首相の来日の約束を取り付けたと、昨日報じられた。安部首相が「靖国に行く」とは言わないと単に言明したことだけで、両国間の氷は溶け始めた。中国首脳の面子を立ててやれば済む話だったのである。

一昨年から昨年にかけての、靖国問題での大騒ぎは何だったのだろう? ある右翼系識者は「A級戦犯だけを分祀しても、中国政府はB・C級戦犯も分祀しろ」と必ずカードを切ってくると息巻いていたが! 小泉前首相の、国論を二分するような問題を提起して自分を目立たさせるという策略に、結果的に一億の日本人が乗せられたという感じがする。