地球シミュレータセンター見学

初秋の穏やかな日和のなか、東大鎌倉淡青会による海洋研究開発機構地球シミュレータセンター見学会に参加した。JR新杉田駅の改札口に、13時(予定)に約30名が集合して、徒歩で13時30分に着いた。途中銀杏などの黄葉や紅葉が美しかった。広く、綺麗なセンターには300人ほどが働いていると聞いたが、中はひっそりとして殆ど人影を見なかった。
先ず、ほぼ中央に3メートル直径の地球モデルが置いてある映像室で、センターの概要説明を受けた後、隣の映写室で超ハイビジョンによる深海生物の撮像を見せてもらって、進化の不思議に打たれた。くらげ系などの軟体生物が多かった。
映像室に戻り、客席の手前にある小地球儀を客が回すと、同時に中央の地球モデルが回る仕組みによって、地球上の各地における現在から将来に亘っての気候や海流の変化などを、シミュレートした結果を示された。即ち気温が高い地域は赤く、低い地域は青く。

それから、此処の売り物である2002年に創設された時は世界一高速だったといわれる(今は世界14位)スーパーコンピュータルームを見学し、種々の説明を受けた。ここに行く途中、廊下の外に見えた中庭が美しかった。写真がそれである。
以上の詳細は、貰ったパンフレットに記載されていうので、説明を省く。

小休憩後、中庭のメタセコイヤの大樹の下で、全員で記念写真を撮った。
最後に、今日の見学の労を取って下さった、会員の對馬洋子さん(H02、理学部物理学科卒)による「地球温暖化予測の不確定要因・・・」というテーマでのレクチュアが1時間近く行われた。CO2以外の、温暖化最大の要因は雲、およびそれに関連してエアロゾル(dust, hume, mistなど)であるとのことだった。

終わったのは5時ごろで、屋外は薄暗くなっていた。