情報化社会の行く末

午前、昨夜4ch(地上波)から録画した映画「デイ アフター トモロウ」を、南極の氷河の一部が沈没するシーンから、ニューヨークが大津波に襲われて人々が逃げ回るシーンまでを視た。これは、温暖化のために両極の氷が解けて、海水の塩分濃度が薄まり、深層海流の流れが止まり、暖かい水を北極の方に運ぶ表層海流(湾流)も止まって、大陸が寒冷化することによるとのことである。
同じような現象が約1万2千年前にも起こったそうだ。その周期が最近の温暖化のために速まったという、きわどい仮説に基づく脚本による映画らしい。
視るのを途中で切り上げ、T医院へ行き、いつもの薬、ガスドック、キャベジンマイスリー、メコバラミン等を貰った。

曇り空の午後は、家内と藤沢のイトーヨーカ堂へ行って、3,4階の衣類売り場で、冬物の黒っぽいズボン、ジャケットおよび下着類などを買う。間違って5階へ入ったら書店があったので、今日の朝刊で大きく広告されていた、手嶋龍一の新小説(タイトルを忘れた)を平積みで探した。見つからないので、カウンターの売り子に尋ねたら、パソコンで在庫を探してくれたが、その本はまだ入荷していないという。
同じ著者のドキュメンタリ、「外交敗戦:130億ドルは砂に消えた」および「たそがれゆく日米同盟:ニッポンFSXを撃て」(何れも新潮文庫)の在庫はあるという、これらをかねて読みたいと思っていたので、これらを買った。
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パソコンやケイタイが瞬く間に普及して、それに伴う弊害も明らかになってきた。最近の急速な情報技術の進展が恐ろしくなってきた。
今直径5ミリ角と小さくて安いICタグ(一種のコンピュータ)が、Suicaなどで実用化され出した。20〜30年後には、恐らくこの種のタグはビデオ機能を備えるようになるのでなかろうか?それを各人が眼鏡の縁などに、目立たないように埋め込むような社会になった場合、プライバシーは保たれるであろうか。全てが筒抜けの社会になってしまう。そして温暖化より先に人類は破滅するのでなかろうか、などと暇人は妄想を逞しくしている次第である。