社内報

昼食後、人工ペースメーカの6ヶ月定期検診に、山崎の病院へ行った。混んでいたが、3時前に終わる。異常なし。

帰宅したら、定年まで籍をおいた、中堅鉄鋼メーカK社から、社内報「K社ニュース 2006 Autumn」が着いていた。A4サイズの上質紙にカラーフルな印刷を施した22頁にわたる立派なものである。工場近辺に在住のOB工場見学会の写真他盛り沢山である。世代は変わっても、若い人たちが懸命に活躍している様がよく分かる。読んで楽しい。
この社内報が送られるようになったのは、昨年からである。何の風回しのせいかよく分からない。今は、原料高、製品安で経営も楽ではないだろうに何故かと首を傾げる。そういえば、東大もOBを大事に、とは言わないまでも、OBとのコミュニケーションを図りだした。こちらの方は、法人化のせいであることは明らかである。

今回のAutumn号で特に、興味を惹かれた記事は、技術交流協定を結んで人事交流を行っているドイツのR社から派遣されたSさんが、「K社の第一印象として、厳しい職場、組織。制服がある。机が小さい。労働時間が長い。皆の動作が素早い。」と述べており、一方日本からR社に派遣されたKさんは、「ドイツの印象として、ルールが大事な国であることがよく分かった。しかし、同時にルール以上のことはやらないという風潮も感じる」と言っている点である。



これらの点について思い出したことがある。在職中に、このR社の工場を訪問し、打ち合わせが済んで、工場長に見送られて定時に(5時ごろ?)帰ろうとして、ふと日本訪問中に真剣な技術的ディスカスをしたことがある「副社長にご挨拶したいが未だ居られるか?」と工場長に尋ねたら、「副社長は何時も8〜10時まで副社長室で仕事している。it's pity」という、ひょうきんな目をしての返事に変な気持ちになったものだ。日本と逆でないかと。