A3コピー機


今日も典型的な秋日和。藤沢JR駅北口の、ビックカメラへ、A3コピ−機を調べに行った。自宅で特許事務所を細々と開いていた時に、写真のような、リコー社製アナログA3コピー機を使っていた。近所の文具店に薦められて、買ってから20年近くになる。当時35万円位しただろうか。
特許の仕事を止めてからは不要になったのであるが、以後お琴を習い熱中した家内が楽譜のコピーに重宝している。時々故障したが、その度に、リコーのサービス員が飛んできて無料で補修して呉れていた。だが昨年から、この古い機種は、部品在庫がなくなったので、トナーが安くなる代わりに、補修は有料になると言われた。それ以来、家内は何時動かなくなるかと、冷や冷やしながら使ってきたが、昨日ついにダウンした。補修を依頼すれば、動くようにしてくれるであろうが、間もなく再ダウンするのは目に見えている。家内は、A3サイズがどうしても欲しいという。

前述の文具店は、時代の波に洗われて既に無くなっており、相談すべくもない。やむを得ず、インターネットでA3コピー専用機を探したが、約100万円以上と高い業務用のデジタル・カラー機種しかない。A4コピー専用機なら家庭用で3〜4万円のがある。サイズが違うだけで、動作原理が同じ筈だからA3でも、10万円位のがあるだろうと思って、量販店で調べても、家庭用A3専用機はないという。

それでプリンターなどの不必要な機能がついた複合機でも仕方ないと諦めて、実物を見に今日家内と一緒に、ビックカメラに行った訳である。
販売員に聞いてみると、こちらの希望に最も合ったのは、エプソンOffirioシリーズの中のLP-M5500のようである。丁度現物見本があったので、見本によって使用法などを色々と説明してもらった。諸経費を含めて35万円位するらしい。噛み合わせの不具合のせいか、用紙を入れるボックスやトナーボックスのヒンジ型プラスチック蓋が、若い力のある販売員でも中々開かない。力の弱い年寄りや女では、絶対に開かない。「これは、見本だから」と言うが、こんな出来では、実物でも同様なことが起こるおそれがあるし、家庭で使うにしては余りに高額なので、「検討してみる」と言って引いてしまった。

今後ゆっくりと、色んな方法を考えてみようと思う。