LAZONA 川崎

穏やかな秋晴れの日、10時頃家を出て、先日テレビで紹介された、川崎西口のLAZONAへ行った。
昨年7月にミューザ川崎へ行った時に、右手先方の元東芝堀川町工場跡地で大規模な基礎工事が行われていたのを覚えているが、早くも完工して、先日オープンしたものとみられる。最近の工事のスピードにはびっくりするばかりである。

LAZONAラゾーナ)とは、スペイン語の「Lazo」・・・絆、「Zona」・・・Zone(地域);土地と社会、人と人とのつながりをあらわしているそうである。パンフレットによると、ラゾーナ川崎プラザでは、旅、音楽、食の様々な要望に応えるそうだ。

JR川崎駅の改札口(2階フロアにある)を出て、左に向かって真っ直ぐに2,3分歩くと、写真に示すようなLAZONAの広いルーファ広場に入る。ここの入り口側にグランドステージがあり、休日などにライブイベントが行われるそうだ。この広場(2階)を180度囲む5階建ての円形ビル内にショップ(ファッションやインテリア&雑貨)やカフェ、レストランおよびJTBなどのサービス店が数多くあり、特に5階はシネマコンプレックス、スポーツクラブ、多目的ホールによって占められている。駐車場も完備しているようである。ビックカメラが1〜4階に入居しており、1階には、更に100円ショップのダイソーユニクロやホームセンターもあるようである。つまりここに来れば、大抵のサービスは受けられるようになっているようである。「ようである」というのは、目で確かめたわけでなく、帰宅後パンフレットを詳しくみたら、そう書いてあったということである。全体を詳しくみるには、丸一日かかりそうである。私にはそんな体力は残ってない。

今日は、2階と3階を冷やかしたたけである。2階のDOORSという店で秋用厚手のカーディガン(トップス)を、3階のKARAKOという雑貨店で書斎椅子用の弾力マット(ペリーズ)を買った。同じく3階の面影屋というカフェでサンドイッチとコーヒーの昼食をとった。コーヒーは650円と少し高いが、凄く美味しかった。しかも全部で950円であるから高いとはいえない。このように、大体が庶民的価格になっているようである。所謂有名ブランド店は見かけなかった。どこかの大都市の商店街、例えば横浜元町通りが引っ越してきた感じである。

ここ元扇町工場にみられるように工場の撤退が相次ぎ、川崎の工業都市というイメージが遠のいてきた。だが、LAZONAは、労働者の街川崎らしい庶民文化の発信源になることを期待したい。