年金一揆

朝なにげなくBS2を視たら、キャッシー中島と勝目洋夫婦の御殿場の美しいガーデンを紹介していた。子供を、土の匂いを嗅がせながら育てたいと思って、キャッシーが一時仕事を止めて居を此処に移したという。キャッシー手製のきれいなキルトも紹介していた。
子供の手がかからなくなってから、世田谷のマンションに移り、ここでも屋上ガーデンを作り、ガーデニングを楽しんでいる模様を紹介していた。素敵な人生もあるものだと、羨ましく思いながら視た。


昼食を済ましてから、一昨日頼んだプリントを受け取りに藤沢へバスで行った。50年前のスライドから、宮崎市内の官舎の縁側で寄り添う父娘(娘は結婚前の家内)の写真がきれいにプリントされており、当時をあらためて懐かしんだ。その他の写真も懐かしいものばかり。今写真で見ると、若い日の家内は可愛い美人だった。その面影を求めてプリントを依頼しに行った次第である。


駅の北口テラスで、“年金一揆“という穏やかでない文字のある横幕を見たので、なにごとかと思って、ビラ配りの人に訊いたら、「今、年金生活者が虐げられている。黙っていると、益々ひどくなる」という。心のなかでは、「そうは言っても、国の財政が破綻に近い状態にある。仕方ないのでないか」と思いながら、「一揆とは、どういうことをするのですか?」と尋ねたら、「18日に日比谷公園の音楽堂の前に集まってから、署名を持って厚労省へ抗議に行くのです。是非署名をお願いします」という。
反対する理由がないので、署名しながら「選挙のときに皆が自民党に入れるので、こういうことになってしまう」とつぶやいたら「その通り」と反応があった。おそらくビラ配りは、共産党関係者でないかと睨んだが、間違いないだろう。

それから、南口に出て、ダイヤモンドビルの古本屋で、「らせん:鈴木光司」、「中国がうまくいくはずがない30の理由:福井義高」、「自宅で迎える幸せな最後:押川真喜子」計3冊を買う。これからゆっくりと読もう。

帰宅後、ひと休みしてから、予約をとっておいた近所の歯医者へ行った。上前歯の入れ歯の噛み合わせが悪くなってきたので、新しいのを作るためである。痛くはないが、歯型をとるなど、一寸苦しい嫌な思いをして無事終了、ほっとした。